<責任>の生成 20210204

「予測誤差」…自分が想像している「ああなりたい」「ああなるだろうな」という期待や予測に対して、異なる事象が起こること。

 

予測誤差が大きすぎて、過去の経験と類似の事象としてパターン化できない場合、その記憶は「トラウマ記憶」となる。トラウマ記憶が思い出されることは本人にとって苦痛となる。

 

暇や退屈な時間、覚醒度の低い時間には、トラウマ記憶が浮かび上がってしまう。

これを防ぐために、人は覚せい剤や鎮静剤に浸ったり、酒を飲んだり、仕事に没頭したりし、覚醒度を100あるいは0にして、トラウマ記憶が浮かばないようにする。

 

しかしこれらの対処策もいずれはパターン化され、「予測誤差の記憶へと沈殿していく」。そうなると、さらにエスカレートした行動をとらねばトラウマ記憶を避けられなくなる。